白内障 | 緑内障 | 結膜炎 |
アレルギー(花粉症) | はやり目 | 結膜下出血 |
ぶどう膜炎 | 眼瞼痙攣 | 睫毛貧毛症 |
ものもらい | ドライアイ | 涙道閉塞 |
眼部帯状疱疹 | 翼状片 | 円錐角膜 |
飛蚊症 | 網膜剥離 | 加齢黄斑変性 |
視神経乳頭陥凹 | 中心性漿液性網脈絡膜症 | 網膜静脈閉塞症 |
糖尿病網膜症 | 色覚異常 | 斜視 |
閃輝暗点 | 心因性視力障害 | VDT症候群 |
オルソケラトロジー | 近視進行予防 | 目に良い食べ物 |
閃輝暗点(閃輝性暗点)
突然視野の中に稲妻のようなギザギザの光の波が現れ、徐々に四方に広がり、その場所が暗くはっきり見えなくなる現象が閃輝暗点です。 一般的には10 ~ 20 分で解消される事が多く、大抵その後に片頭痛が起こります。 片頭痛の症状はまちまちで、頭が重い程度から吐き気・嘔吐を伴う場合もあります。多くの方は1日以内に治まりますが、なかには2日位続く事もあります。
英語名は片頭痛オーラを意味する「Migraine aura」。 芥川龍之介も閃輝暗点に悩まされていたようで、彼の作品「歯車」は、「たえず 回転する半透明の歯車」など、閃輝暗点を思わせる描写が出てくることで有名で す。
閃輝暗点の見え方例
発生のメカニズム
セロトニンという物質には血管の拡張を防ぐ作用があります。何らかの理由で血中にこのセロトニンが多量に放出されると、脳の血管が収縮して血流量が低下します。これにより大脳皮質の機能低下を招き、閃輝暗点の症状が起きると考えられています。
その後、セロトニンが減少すると血管が拡張しますが、これが血管周囲にある三叉神経を刺激し、頭痛がおこると考えられています。
閃輝暗点の発症の誘因としては、ストレスや寝不足の他に、血管を収縮させる作用のある喫煙、コーヒーやアルコールなどがあげられます。
治療
閃輝暗点そのものを治療する薬はなく、片頭痛の予防薬として塩酸ロメリジン、片頭痛時に頓服で服用するイミグランなどがあります。