コンタクトレンズについて

コンタクトレンズとメガネの違い

コンタクトレンズは、メガネと同じように近視や遠視で良く見えない視力を矯正するためのものです。
コンタクトレンズとメガネでは何が違うのでしょう。

コンタクトレンズ メガネ

コンタクトレンズは、 装用しても顔の印象が変わりません。素顔のままでいられます。

メガネをかけると顔の印象が変わります。
でも、お気に入りのメガネをかけると、おしゃれができるかも。
裸眼と同じように視野が広く、物がゆがんで見えたりすることもありません。汗や湯気でくもることもありません。 フレームの内側しか見えません。
度数が強いとゆがんで見えたり、物の大きさが違って見えることもあります。
目に直接装用する為、間違った使い方をすると目の病気の原因になります。 メガネが原因で、目の病気にはなりません。
毎日、レンズやケースを洗ったり消毒が必要です。(1日使い捨てレンズは、洗浄消毒の必要はありません)
でも、ケアをしないと目の病気に・・・
かけたりはずしたり、お手入れも楽です。

メガネができないサッカーやバレエなどのときにも使えます。
目に何の影響もないので、朝から夜まで、毎日つけても大丈夫。

コンタクトレンズもメガネも環境などに応じて、度数を変更することができます。
レーザーなどで行なう屈折矯正手術は度数を変更するには再手術が必要になります。

コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズには、大きく分けると「ソフトコンタクトレンズ」と「酸素透過性ハードレンズ」があり、それぞれに特長があります。
あなたの目に最適なレンズを眼科の先生と相談して決めましょう。

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズは、水を含んだやわらか素材で出来ているコンタクトレンズです。直径は、おおよそ14mm位で、黒目よりも少し大きい位です。レンズがやわらかいため、目になじみやすく、はじめて入れたときから異物感をあまり感じません。ハードコンタクトレンズと比べて、はずれたり、ずれてしまったりしにくいので、激しいスポーツのときにはソフトコンタクトレンズが向いています。
ソフトコンタクトレンズの多くは、交換する期間が決まっている「使い捨てレンズ」か「定期(頻回)交換レンズ」です。また、近視や遠視を矯正するレンズだけではなく、乱視矯正用や老視(老眼)矯正用のソフトコンタクトレンズもあります。

・ソフトコンタクトレンズの交換期間

ソフトコンタクトレンズの交換期間には、「1日使い捨てレンズ」「1週間使い捨てレンズ」「2週間交換レンズ」「1ヶ月交換レンズ」などがあります。
なかでも、1日使い捨てレンズと2週間交換レンズがポピュラーです。

1日使い捨てレンズ

毎日新しいレンズと交換する使い捨てコンタクトレンズです。
使い捨てですので、レンズをはずしたら必ず捨てます。
毎日、清潔な新しいレンズが使えますので、最も安全なレンズといえます。
スポーツのときだけなど、コンタクトレンズを毎日使わない人にも最適です。1箱に30枚入っています。

2週間交換レンズ
毎日、レンズをケアしながら使い、2週間ごとに交換するレンズです。
1日使い捨てレンズよりもコストが安くすみます。1箱に6枚入っています。3ヵ月分が1箱に入っています。

酸素透過性ハードコンタクトレンズ
酸素透過性ハードコンタクトレンズは、酸素を通すプラスティック樹脂で  出来た硬いコンタクトレンズです。直径はおおよそ9mmくらいで、黒目よりも少し小さいです。ハードコンタクトレンズは、硬く形がしっかりしている為レンズとしての性能が高く、はっきりとした見え方になります。また、普通のハードコンタクトレンズでも乱視を矯正できます(乱視の種類によります)。ただし、レンズが硬いため、コンタクトレンズに慣れるまで、少しゴロゴロしたりすることがあります。およそ1週間ほどで慣れる方が多いようです。
強度の角膜乱視矯正用や老視(老眼)矯正用のハードコンタクトレンズもあります。ケアは毎日必要で、使い捨てのレンズは、ありません。

老眼ってどんな症状?

老眼の症状は、近くが見づらくなること。
遠くはよく見えるけれど、近くが見づらい状態なので、近くを見るときに少し離すと見やすくなったりします。

また、老眼の症状は 40 代から現れ始め、徐々に進行します。
40 代では 10人中 7人以上が、50 代 ではほぼ全員が近くが見づらいと感じるようになります。

※日常的に近くが見づらい・状況により近くが見づらいと答えた方 (40 代・50 代のコンタクトレンズ装用者へのアンケート)

こんな症状が思い当たる方は、医師、検査員にお気軽に、ご相談ください。